|
情報システム本部 プラットフォームサービス部 OA・ネットワークグループ 課長補佐 及川 浩氏
― KDDIの事業概要について教えてください。
― KDDIにおける情報セキュリティ対策について教えてください。
― safeAttachは、どのように利用しているのでしょうか。 およそ3万人の利用者の中で、社外と頻繁にやりとりする部署を中心に4、5千人ほどがsafeAttach経由で送信メールに添付されたファイルの暗号化 を行っています。メールの利用頻度が高まる中、メールによるやり取りが多い部署で、暗号化を手作業で行うのは手間がかかるだけでなく、人為的なミスが発生 するリスクも高まるからです。さらに、パスワードの通知は自動化せず、パスワード通知確認画面で宛先を確認してから送信するようにしています。 ― 利用者の反応はどうでしたか? 導入の際には、段階的に利用者を増やしていくことにしていました。当初は管理者への問い合わせが多発することを予想してましたが、利用者からのクレームは ありませんでした。予想に反して、早くsafeAttachを利用できるようにして欲しいとの問い合わせが多数ありました。また、面倒だからパスワードを 自動的に送信するようにしてほしいという要望が上がってきたことも一度もありません。逆に、パスワード通知画面の操作がシンプルすぎるので、「再度、宛先 を入力し直さないとパスワードを通知できないようにしてほしい」といった要望が来るほどでした。 ― 導入後の効果はありましたか? 実際にsafeAttachを利用している部署では、メール利用に対するリテラシーはあがっていると思います。また、safeAttachで自動暗号され たメールを見たお客様からの問い合わせも多く、現在は当社の営業部署で対応、ご提案させていただいております。当社で満足して使えるシステムということも ありますので、自信を持ってお客様に薦めさせていただいております。
― safeAttachを導入した時期と採用した理由を教えてください。利用者から誤送信による情報漏洩を防ぐ仕組みを強化してほしいという要望があり、当初は、アドレスや添付の誤りを事前に防ぐことができる仕組みを導入できればと考えていました。 そこで、上長によって承認されないと社外へとメールを送信できないようになっているメールシステムなども試しに使ってみましたが、コストが高く、使い勝手も悪かったことから導入を見送りました。 そんなとき、オレンジソフトからsafeAttachを紹介され、当初考えていた仕組みとは異なるけれども、以下のようなメリットがあると考え、2008年8月に導入しました。 1. 「漏れなく暗号化できる」 safeAttachが、強制的にすべての添付ファイルを暗号化でき、パスワードも自動発行されるので漏れやミスを防ぐことができます。 2. 「誤ったファイルを添付しても安心」 誤ったファイルを添付してしまった場合でも、パスワードを通知しなければファイルの内容を見ることができないので、情報漏洩リスクを軽減できます。 3. 「社内メールの暗号化不要」 社内へのメールは暗号化しないように設定していますが、題名に特定のキーワードを入れると社内へのメールでも添付ファイルを暗号化することができます。 4. 「利用者ごとにライセンスが発生しない」 利用者数に関係なくアプライアンス単位で導入できるので、導入コストを抑えることができ、利用者が増えても追加のライセンスが不要です。 5. 「メールシステムの変更が不要」 アプライアンスを追加するだけなので、システムに大幅な変更を加えることなく手軽に導入できました。 6. 「部署単位で利用できる」 全社的に導入しなくても、部署単位で利用できるよう柔軟にシステムを構築できます。 7. 「メールクライアントをそのまま利用可能」 SMTPの設定を変更するだけで、既存のメールクライアントをそのまま利用でき、既存の資産を有効活用できます。
― メールの暗号化に関して、他に検討した製品やサービスがあれば教えてください。 safeAttachのようなコンセプトの暗号化製品は少なく、競合するような製品やサービスはありませんでした。 ― 部署単位で利用されているということですが、システムの構成について教えてください。 部署や利用者ごとにsafeAttachを利用するかどうかを選択できるよう、safeAttachに接続するためのメールサーバを新たに設けました。す なわち、システム的にはSMTPサーバの宛先を変更するだけで、safeAttachを利用するか、利用しないか選択できるようにしたので、既存のメール システムにはほとんど手を加える必要はありませんでした。 現在、2台のsafeAttachを導入しロードバランサーを使った負荷分散を行っていますが、safeAttachのCPUやメモリの利用状況を見ると システムにはまだ余裕があるようなので、利用者や送信メールが増えても現在のシステムで対応できると考えています。 ![]() ― 導入時に苦労した点などはありましたでしょうか。 safeAttachの導入に関して苦労したことはありませんでしたが、宛先数に制限を設けたり、暗号化ファイルの拡張子を変更するなど、詳細な暗号化のルール設定ができるので、どのような設定が最適なのか悩んだところはありました。
お忙しい中、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。 ※ KDDI株式会社のWebサイト ※ 取材日時 2009年7月 |