熊本日日新聞、「くまモン検定」メール誤送信 – 599人のメールアドレスが流出
2025.02.19
その他
事例
2025年2月18日、熊本日日新聞社が「くまモン検定」事務局として送信した一斉メールにおいて、599人分のメールアドレスが外部に見える状態で送信されるというミスが発生しました。同社は誤送信の事実を認め、関係者に謝罪するとともに、再発防止策を講じると発表しました。
目次
誤送信の詳細
熊本日日新聞社の業務局が担当したこの一斉送信メールは、本来「Bcc(ブラインドカーボンコピー)」を使用し、受信者同士がメールアドレスを確認できない形で送信されるべきものでした。しかし、誤って「Cc(カーボンコピー)」で送信したため、メールを受信した全員が他の受信者のメールアドレスを確認できる状態となっていました。
誤送信の対象者は以下の通りです:
- 2024年度「くまモン検定」第3回試験の満点者:314人
- 過去2回の「くまモン検定」満点者
発覚と対応
誤送信は社内の確認作業で発覚し、その後、受信者からの指摘も相次いだことで事態が明らかになりました。
熊本日日新聞社は、対象者全員に謝罪と経緯説明のメールを改めて送信し、データの削除を依頼しました。
メール誤送信の対策
メール誤送信の対策としては以下が挙げられます。
1. 送信前のチェック体制強化
- チェックリストの作成: 送信前に確認すべき項目をリストアップし、必ずチェックする習慣をつける。
- ダブルチェックの実施: 複数人で宛先や内容を確認する体制を構築する。
- 上長承認の義務化: 特に重要なメールについては、上長の承認を得てから送信するルールを設ける。
2. 宛先管理を徹底する
- アドレス帳の整理: 定期的にアドレス帳を見直し、不要な宛先や古い情報を削除する。
- グループ宛先の活用: 同時に複数の宛先に送信する場合は、グループ宛先機能を活用する。
- オートコンプリート機能の見直し:
- 予測変換の精度を見直す
- 誤った候補が表示された場合の対処法を周知する
3. メール作成時の注意点
添付ファイル:
- ファイル名を確認する
- 圧縮ファイルを活用する
- パスワード付きzipファイルの利用を検討する
メール本文:
- 丁寧な言葉遣いを心がける
- 誤字脱字をチェックする
- 社外秘情報を含んでいないか確認する
4. 送信時の工夫
- 送信ボタンを押す前に再確認: 宛先、件名、本文、添付ファイルなどを最終確認する。
- 送信取消機能を活用: 送信後一定時間内であれば、送信を取り消せる機能を活用する。
- 送信予約機能を活用: 時間に余裕がある時にメールを作成し、送信時間を予約する。
5. 社員教育の徹底
- メール誤送信のリスク周知: 誤送信による影響の大きさを理解させる。
- 具体的な対策方法の指導: 上記のような対策方法を具体的に指導する。
- 事例を用いた注意喚起: 過去の誤送信事例を共有し、注意を促す。
6. システム導入の検討
メール誤送信対策ソフト:
- 宛先チェック機能
- 添付ファイル暗号化機能
- 送信保留機能
- 上長承認機能
セキュリティ対策ソフト:
- ウイルスチェック機能
- 迷惑メールフィルタ機能
- 情報漏洩対策機能
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