2021年12月~2022年4月までのメール誤送信事件まとめ

ビジネスコミュニケーションでメールは日々利用されており、誤送信はどうしても防ぎきれません。

この記事を執筆しているのが3月末日ですので、4月からの新入社員向けのセキュリティ対策等でも利用できるビジネスメールの誤送信事例を記載していきます。

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2021年12月：京都市の約1.9万人への誤送信

原因

配信設定ミス

概要

令和3年12月19日（日曜日）午後1時20分頃，件名「無鄰菴茶道教室門下生　ご登録のご案内」というメールを指定管理者から対象者1名に送信すべきところ，

誤って無鄰菴及び岩倉具視幽棲旧宅の入場予約やサービス利用を行ったことがある者（約1万9千人）に受信者ごとに本人のメールアドレスのみを表示した形で送信したもの。

※　送信直後に受信者からの連絡により送信を中断したため，送信済みは約6千人。（どのメールアドレスに送信したかは特定できず。）

・　直ちに指定管理者から，対象者1名に対して，お詫びの連絡を行うとともに，氏名以外の個人情報漏洩はないことをお伝えしている。

・　さらに，12月20日（月曜日），約1万9千人にもお詫びのメールを送信予定。

※　無鄰菴及び岩倉具視幽棲旧宅のHPにおいて，お詫びの文面を掲載済み。

流出件数

なし

引用：発表資料

2022年1月：神奈川県のワクチン 接種に関するCC BCCで誤送信

原因

CC BCCの設定間違い

概要

令和4年1月20日（木曜日）16時52分に、県が実施する新型コロナワクチンの追加接種（3回目接種）大規模接種会場の運営を受託している株式会社JTBが、接種予約者のうち57名に対し、

申込内容の再確認を依頼する旨の電子メールを送信した際、送信相手のメールアドレスをBCC欄に入力すべきところ、誤ってTo欄に入力しました。

このため、受信した方が他の接種予約者のメールアドレスを見ることができる状態となり、個人情報（メールアドレス）が流出しました。

流出件数

57名分の個人メールアドレス

引用：発表資料

2022年2月：茨城県かすみがうら市の婚活サポートセンターでCC BCCで誤送信

原因

CC BCCの設定間違い

概要

令和4年2月2日にかすみがうら市婚活サポートセンターから、センター登録者（109人　Ｒ3．12月末時点）のうちの希望者（58人）に“かすみがうら市婚活サポートセンター便りVol.4 スマートカジュアルの巻”をメール送信させていただいた際に、

本来ＢＣＣ方式（複数の方にメールを同時送信する際に受取人以外のアドレスを伏せて送信する機能）で送らなければならなかったものを、誤ってＣＣ方式（同時送信した全てのアドレスが受信した方全員に表示される）で送信してしまい、

その結果、送信者全員のメールアドレスと氏名が受信者全員に表示されるという事態が発生しました。

流出件数

58名分の個人メールアドレス と氏名

引用：発表資料

2022年3月：内閣官房内閣人事局でToと BCCの誤送信

原因

Toと BCCの設定間違い

概要

令和４年３月１０日（木）１８時頃、内閣官房内閣人事局の担当者が、外部の方４名 に対し送付する電子メールについて、送付先メールアドレスを BCC 指定で送信すべきと ころ、誤って TO 指定のまま送信したため、

該当のメールアドレスが受信した方に見え る形での送信となりました。 令和４年３月１０日（木）１８時頃、４名に対して、誤って送信した本件取扱いに対 してお詫びしたところです。

流出件数

4名分のメールアドレス

引用：発表資料

2022年4月：デジタル庁でToと BCCの誤送信(2回目)

原因

Toと BCCの設定間違い

概要

令和４年4月１日11 時頃新型コロナウイルス接種証明書アプリへの問い合わせメールに一括で回答する際に

操作を誤った。対象者には謝罪とメール削除を要請するメールを送信したとしている。

流出件数

5名分のメールアドレス

引用：外部記事引用

まとめ

メール配信ツールなどの、設定エラーによっての配信間違いはどうしても防ぎきれません。

ただ、CC BCCの誤りはルールで防止できます。

例えば、メールを複数のドメインに配信する際は、メール配信ツールを利用する。

もしくはメール誤送信対策の利用をお勧めします。

メール誤送信対策ソリューションsafeattachサービスサイト